記憶の所有権を追う実験的な言語  ·  GorillaLang 方言  ·  行末は必ず ウホ

🦍⚖️ Memory
Ownership Court

Memory Ownership Court は、記憶の所有権を追跡するための実験的な言語です。 Rust の borrow checker を法廷の比喩で表現し、記憶が誰に属し、いつ借用され、いつ証拠として移動したかを可視化します。 そして、すでに法廷へ移った記憶を証人がもう一度「自分のもの」として語ろうとした瞬間、ゴリラが胸を叩きます。これは所有権違反の合図です、ウホ

demo — 記号は想起エンジンのカード
👀
witnesses — C が現場を目撃(own)
memory mem_C belongs-to C ウホ
🔥
burns with a lie — 借りる前から歪んでいる
memory mem_C warps-to lie ウホ
🤲
borrows memory — 法廷が証言として読む(read borrow)
court borrows memory mem_C ウホ
💧
testimony wavers — 尋問で揺れる(セルは不変)
cross-exam shakes memory mem_C ウホ
🌿
returns memory — 借用を返す
court returns memory mem_C ウホ
⚖️
rips out as evidence — 帰属が法廷へ移る(move)
court rips memory mem_C into E01 ウホ
🪨
ownership violation — error[E0382🦍]
C recalls memory mem_C ウホ
borrow of moved value:mem_C はすでに証拠 E01 として法廷に移っている。 C は raw な記憶としては語れない、ウホ。
ドンドンドコドコ!! — 胸を叩く音
the one idea

ひとつの記憶には、いつも持ち主がひとり。

この言語にあるのは三つだけ。所有(own)借用(borrow)移動(move)。 記憶は必ず誰か一人に属し、その帰属だけを追い続けます。証拠として切り離された記憶を、元の持ち主がもう一度「自分の記憶」として語ろうとすると、use-after-move、つまり E0382 になります。

👀
01 · own

目撃して、持つ

証人が現場を見た瞬間、その記憶を所有する。最初の持ち主は変わらない。

🤲🌿
02 · borrow / return

法廷が読み借りする

証言は read-only の借用。読むだけで記憶は書き換えない。済んだら返す。

⚖️
03 · move

証拠として引き剝がす

帰属が法廷へ移る。一度きり。凍った証拠はもう歪められない。

Rustこの世界では
own証人が出来事を目撃し、記憶を所有する
&borrow法廷が証言を read-borrow する(読むだけ)
move法廷が記憶を証拠として引き剝がす
use after move (E0382)証人が、証拠化された記憶をもう一度 raw に想起する
cannot move while borrowed借用中の記憶は証拠にできない(先に返す)
five distortions — liar_court 由来

記憶は、五つの状態を持つ。

記憶は最初から完全ではありません。この世界では、記憶は五つの状態のどれかを持っています。 どの状態でも証拠化できますが、帰属移動レポートは「どんな歪みを抱えたまま動いたか」を短く添えます。

Truth
kept true。歪みは小さい
☁️
Mistake
memory blurs。少しずれて根づく
🪨
Bias
weight of belief。深く根を張る
🔥
Lie
burns with a lie。熱を帯び危険
🌧️
Omission
sinks unspoken。語られず沈む
how to run

動かし方は、四つの道。

v0.2では、デモ用の違反再現実際の分析を明確に分離しました。 通常の from-trial は違反を注入せず、裁判ログから所有権イベントだけを生成して最後まで走ります。

bash
# コンセプトデモ(わざと違反を見せる)
python3 uho_court.py demo

# 通常分析:裁判ログから所有権イベントを生成して完走(違反なし)
python3 uho_court.py from-trial trial_sample.json --html timeline.html

# デモとして use-after-move を注入したいときだけ
python3 uho_court.py from-trial trial_sample.json --inject-error

# 手書きの記憶DSLを走らせる
python3 uho_court.py run case_demo.memuho --html out.html
--html を足すと、想起エンジン風のタイムライン HTML(台帳+帰属移動レポート付き)を書き出します。 ブラウザですぐ試したいなら Playground へ、ウホ。
v0.3 concept — 循環と種子散布

🌳 所有を、循環の途中の状態として読み直す。

記憶は倉庫に積まれた所有物ではなく、身体と制度を通り抜けて森(社会)へ還っていくもの。 法廷は常設の舞台ではなく、開廷ごとに建てて閉廷で畳む一時的な 巣(nest)。 残るのは巣ではなく、記録・判例・噂・神話として撒かれた種です。

forage 採餌 chew 咀嚼 digest 消化 drop 排出 seed sprout 発芽 nest
truth
ほぼ透明な種。歪みは小さいが、森がどう育てるかはまた別の話、ウホ。
mistake
少しずれた場所で芽吹く種。出来事とは別の所に根づくことがある、ウホ。
bias
硬い殻で深く根を張る種。信念は壊れにくく、長く残りがち、ウホ。
lie
熱を帯びた種。条件が揃えば大きな反応を呼ぶが、必ず燃え広がるとは限らない、ウホ。
omission
地中に埋まり、時が来るのを待つ種。語られなかったことは後で表に出る、ウホ。

※ forage / chew / digest … は v0.3 の概念語で、現行エンジンの実行語彙ではありません。 パーサ・SYMBOL・from-trial・run の挙動は v0.2 のまま。実装したのは movement_report 末尾の「森へ還る」一行だけ、ウホ。

honest limits

これは、有罪無罪を決める道具ではない。

Memory Ownership Court が追うのは判決ではなく、記憶の移動です。

この言語が観測するのは、その流れだけです。borrow は Rust の所有権モデルを参考にした比喩であり、静的ライフタイム検査そのものではありません。

書いて、走らせて、胸を叩かれてみる。

デモも、裁判サンプルも、二重 move も、借用中の証拠化も——ブラウザの中で全部試せます、ウホ。

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